当研究センター所属 高村雅彦が監修した
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』が正文社より刊行されました。
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』
高村雅彦 監修
出版社:正文社
刊行日:2023年2月
法政エコ研
当研究センター所属 高村雅彦が監修した
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』が正文社より刊行されました。
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』
高村雅彦 監修
出版社:正文社
刊行日:2023年2月
当研究センター所属 陣内秀信が編著に関わった
『東京水辺散歩 ~水の都の地形と時の堆積をめぐる』が 技術評論社 より刊行されました。
『東京水辺散歩 ~水の都の地形と時の堆積をめぐる』
陣内秀信,松田法子,齋藤彰英 著
出版社:技術評論社
発売日:2022年10月27日(紙版)
2022年10月25日(電子版)
価格 :2200円(税込)
—–内容(技術評論社Webサイトより引用)—–
「ブラタモリ」でもおなじみ!
陣内秀信先生,松田法子先生らが案内する魅惑のTOKYOガイド
東京は凸凹地形であると同時に,水都ととも表現されるように,水との関わりが深い都市です。
江戸時代には水路が江戸市街を縦横に走り,人々は舟を日常の交通手段や輸送手段として活用していました。多くの水路は高度成長期に埋め立てられてしまいましたが,その痕跡は今も街のいたるところに残っています。
また,意外と知られていませんが,東京には今もあちこちに湧水が存在しています。水の湧く場所は古くから人が活用してきた場所でもあり,古代より人の生活の場所でもありました。
本書では,東京の隠れた魅力である水辺に注目し,都心・下町のエリアはもちろん,巨大都市の西側に広がる山の手,さらにその外側の武蔵野台地,そして多摩地域にまで意識を拡大し,時空を超えて,東京に潜む「水の空間」のユニークな姿とその面白さを描き出そうと目論んでいます。表層的な部分だけでなく,その下に埋もれた地層や,湧水地のもつ本来の意義から都市の生態系を考察していく,アタマとカラダで楽しむお散歩ガイドブックです。
書籍の詳細は こちら を参照ください。
きたる2022年12月17日(土)開催の2022年度まちづくり都市政策セミナー(法政大学大学院)における田中優子(法政大学名誉教授)の基調講演に、当研究センターが共催していますのでお知らせします。
2021年度のまちづくり都市政策セミナーでは、「コロナ、都市の危機と再生を問う」をテーマとして、持続可能な都市への道筋について考えました。特に基調講演「今、真の都市再生とは?-自然・歴史・コモンズから」(陣内秀信/法政大学特任教授)では、1970年代のポスト高度経済成長期に登場した「地域主義」を想起し、あらためて地域固有の自然・歴史を基盤として社会・経済を持続させる「新たな地域主義」が提唱されました。
そこで2022年度の本セミナーでは、近年、SDGsとともに、地域循環共生圏などの考え方や実践が各地に広がっていることもふまえながら、時代を導く価値の転換を図るために、まず、水俣文学を築いた石牟礼道子の世界観の核心にある「生命たちの賑わい」に着目し、書き残された言葉と響き合う地域の営みとともに日本社会をとらえ直します。さらに、人口減少時代の空き家問題に象徴される社会システムの限界を乗り越えるために、私的所有権を相対化しながら自治・協同の再構築をめざす「現代総有」の考え方や、地域の自然・歴史・共同体・文化の結晶である食の可能性から、21世紀における「新たな地域主義」の構想への手がかりを得たいと思います。
2022年12月17日(土)法政大学 市ヶ谷キャンパスにて開催
■Program
9:30 開場【会場】富士見ゲート4階G403(定員250名)
10:00 開会
10:10~11:30 基調講演 田中優子(法政大学名誉教授)
「石牟礼道子の世界と地域の未来
~生命たちの賑わいを感じ取れるか?~」
(共催:法政大学エコ地域デザイン研究センター)
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11:40~12:50 ポスターセッション【会場】外濠校舎3階ギャラリー
学生による研究・実践発表
【コーディネーター】杉崎和久(公共政策研究科教授)
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13:00~15:30 分科会1「共同性の再構築~現代総有の提唱と実践」(共催:現代総有研究所)
【会場】大内山校舎8階Y802(定員80名)
【コーディネーター】野口和雄(公共政策研究科兼任講師、都市プランナー)
【コメンテーター】五十嵐敬喜(法政大学名誉教授)
【パネリスト】日置雅晴(弁護士、上智大学法科大学院非常勤講師)
「門前町城端(富山県南砺市城端)における現代総有の試みと課題」
宮崎一徳(参議院事務局)・風間一毅(沼津市役所)
「市民による新たな共同性を回復する試み」
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分科会2「食が紡ぐ地域の可能性」
【会場】大内山校舎8階Y805(定員80名)
【コーディネーター】谷本有美子(公共政策研究科准教授)
【コメンテーター】木村純子(経営学研究科教授,エコ地域デザイン研究センター兼担研究員)
【パネリスト】清水まゆみ(かわさき・食と農のコミュニティ代表)
「川崎の農産物をおいしく楽しく食べるコミュニティ」
久保健治(特定非営利活動法人 佐原アカデミア監事)
「発酵・醸造の伝統を活かす佐原の食文化」
■応募方法
以下のURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/U3YszfQq8NpRAcSBA
【締め切り】2022年12月12日(月)
*定員に達した段階で締め切ります。ただし、定員に達しない場合は当日参加も可能です。
■問い合わせ先
法政大学 大学院事務部 大学院課
TEL:03-5228-0551 E-mail:i.hgs@ml.hosei.ac.jp
詳細はチラシを参照ください。
当研究センター所属の陣内秀信( 法政大学 特任教授)・樋渡彩(法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員)・Matteo Dario Paolucci (法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員)他編著
『トスカーナ・オルチャ渓谷のテリトーリオ 都市と田園の風景を読む』が 2022年9月 古小烏舎 より出版されました。
書籍の詳細は こちら からご覧いただけます。
目次
はじめに
1 プロジェクト報告
テリトーリオプロジェクト
府中玉川プロジェクト
潟プロジェクト
瀬戸内プロジェクト
佐原域学連携プロジェクト
東京都心プロジェクト
外濠市民塾
千代田学事業-千代田区における外部空間のニューノーマル-
2 関連研究(2020年度報告会より)
Wi-Fiパケットセンサを用いた日比谷公園周辺の交通流動調査
道路空間の利活用-コロナ前後の社会実験の比較-
玉川上水と近代化―水車動力がもたらすもの-
近代化における江戸東京の水車-都市の発展と水路に生まれた生活空間-
江戸・明治期における越後平野西部テリトーリオに関する研究
狭山丘陵「北川」と市民活動の軌跡―里川保全と里山保全の共時的発展から連環へ―
3 テリトーリオの展開「実践者とのクロストーク」(2020年度報告会第2部)
尾道の空き家・空き地を活かす
あわらテリトーリオ 大地の恵みと女将ネットワークが未来をつくる
みなとまち新潟・進化する日和山(12.3m)物語
山の暮らしのアップデート
ディスカッション
4 講演記録「今、真の都市再生とは?-自然・歴史・コモンズの視点から」
第46回法政大学院まちづくり都市政策セミナー基調講演
5 研究業績
研究業績
6 活動報告
活動報告
法政大学エコ地域デザイン研究センター メンバー
法政大学エコ地域デザイン研究センターと江戸東京研究センターは,青山学院大学総合文化政策学会との共催で「渋谷川」に関するイベントを開催します。
日欧ミーティング「渋谷川魂」
【1】シンポジウム「川のエコヒストリーとスピリチャリティ~江戸東京の都市構造と精神性~」(2022年8月11日)
【2】まち歩き+ワークショップ「渋谷川モンスターを探る」(2022年8月1日~8月10日)
【3】展示会+イベント「渋谷川モンスター展」(2022年7月12日~7月31日)
主催:法政大学(エコ地域デザイン研究センター,江戸東京研究センター),青山学院大学総合文化政策学会
協力:國學院大學,NPO法人渋谷川ルネッサンス,NPO法人雨水まちづくりサポート
後援:渋谷区,国土交通省,イタリア大使館
後援申請中:東京都,ドイツ大使館,フランス大使館
支援:ドイツバイエルン州駐日代表部,DWIH TOKYO(ドイツハウスオブイノベーション),ヴェルサイユ国立建築学校
協賛:渋谷川・古川流域企業(予定)
【1】シンポジウム「川のエコヒストリーとスピリチャリティ~江戸東京の都市構造と精神性~」
川は生態系として生きた自然であり、渋谷川・古川は江戸東京の骨格を形成する重要な川である。江戸市中の西南部の境界を劃した川であり上中流部はのどかな田園で、東京湾に注ぐあたりには舟入りがあり、江戸湊の一部として荷揚場や河岸が栄え、武家屋敷も多く立地した。
渋谷川については、これまでに多くの社会的、文化的な問いかけがなされてきた。文学やアート、アニメの題材としても取り上げられてきた。これをあらためて国際都市 東京の地球環境時代における課題として受け止め、渋谷川の歴史、文化、環境を探り、未来に向けた都市の生態学的再生の展望を語り合いたい。
日時:2022年8月11日(木)10:00~17:00
会場:青山学院大学14 号館 12 階大ホール
形式:対面・オンライン併用
事前申込制*対面参加の場合も申し込みが必要です
※事前申込はこちら→https://forms.gle/kvqWpXPR8jue8Cvz5
※フライヤーダウンロードはこちら
◆◆◆プログラム◆◆◆
10:00 主催者挨拶 陣内秀信(法政大学特任教授)、宮澤淳一(青山学院大学総合文化政策学会長)
10:20 基調講演1 「江戸東京の川と妖怪 」横山泰子(法政大学教授)
10:50 基調講演2 「ドイツのエコシティ計画における河川の生態学的復活と水管理 」エクハルト・ ハーン(ドルトムント大学教授)
11:20 報告 「渋谷川魂/都市の変革 」 ワークショップ報告他 ピノ・ヘイエ ウォルフラム・マイナー(ミュンヘン工科大学建築・都市開発科修了),セシル・カーマイディク(ヴェルサイユ国立建築学校修了)
11:40 コメント マティアス・アーマンガード(ヴェルサイユ国立建築学校教授)
———昼食(13:00~14:00)———
14:00 リレートーク(タイトルは仮)
①「渋谷川の景と観」西村幸夫(國學院大學教授)
②「水と地域の霊性」彦根アンドレア(A H ARCHITECTS)
③「渋谷と國學院大學」田原裕子(國學院大學教授)
④「江戸東京の構造と渋谷川」神谷 博(法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員)
———-休憩———
⑤「川から見たテリトーリオ」陣内秀信(法政大学特任教授)
⑥「渋谷川流域のグリーインフラ」福井恒明(法政大学教授)
⑦「渋谷川とその界隈の音風景」鳥越けい子(青山学院大学教授)
———休憩———
15:45 パネルディスカッション:「渋谷川魂の蘇生とは」
コーディネーター:神谷 博
パネリスト:登壇者全員
閉会挨拶
【2】まち歩き+ワークショップ「渋谷川モンスターを探る」
※詳細は後日公開します
渋谷川とその支流を歩く。湧水や幾多の神社仏閣や名園を訪ね、界隈を歩き、地下に潜った春の小川に思いを寄せる。渋谷駅地下の渋谷川や再生された渋谷ストリームを歩き、高速道路下の古川となって東京湾に注ぐ風景を体感しよう。ドイツの若者の目にモンスターと映った渋谷川。渋谷川の魂を読み解こう。
開催日程:2022年8月1日~8月7日
開催時間:8/2,8/7を除き共通
10:00~12:00 まち歩き
12:00~13:00 昼食
13:00~15:30 ワークショップ
※事前申込は不要です
8月1日:宇田川ルート/渋谷区観光協会担当
ワークショップ会場:青山学院大学アスタジオ
17:00~19:00 キックオフイベント(会場:青山学院大学アスタジオ)
8月2日:隠田川ルート/NPO雨水まちづくりサポート担当
13:00~16:30 まち歩き
16:30~18:00 ワークショップ
ワークショップ会場:筒井国際特許事務所
19:00~21:00 ナイトウォーク/NPO渋谷川ルネッサンス担当
8月3日:渋谷ストリームルート/東急電鉄担当
ワークショップ会場:渋谷ストリーム内会議室
8月4日:いもり川 ルート/青山学院大学担当
ワークショップ会場:青山学院大学アスタジオ
8月5日:古川ルート/東京都第二建設事務所担当
ワークショップ会場:荏原調節池会議室
8月6日:明治神宮ルート:シブヤ大学担当
ワークショップ会場:ケアコミュニティ原宿の丘
8月7日:ワークショップまとめ
13:00~17:00(会場:未定)
【3】展示会+イベント「渋谷川モンスター展」
※詳細は後日公開します
作品募集:渋谷川モンスターを描いてみよう
募集期間:2022年7月12日~7月31日
日欧交流「渋谷川モンスター展」
日時:2022年8月7日(日)
会場:青山学院大学アスタジオ
※事前申込は不要です
記念講演(予定):マティアス・アーマンガード、寺院関係者、アニメーター他
*会期中、ヴァーチャル会議場が併設され、資料展示や交流会などが開かれます。
ヴァーチャル会議場「SIBUMON CC 」はこちら
https://cluster.mu/w/3703ecf4-c3e5-4be7-88dc-b6f97d2a087c?
路上イベント(予定)
日程:2022年8月7日(日)
会場:MIYASHITA PARK
※事前申込は不要です
10:00~12:00 チョークアートイベント(チョークアート存置期間:8月7日~10日)
19:00~21:00 プロジェクションマッピング
杉並区の公式YouTubeチャンネルにおいて,
エコ地域デザイン研究センター 陣内秀信 特任教授(江戸東京研究センターにも所属)が出演する動画が公開されています。
ぜひご覧ください。
杉並区の公式Youtubeチャンネルより
「建築史家 陣内秀信」【令和4年5月15日】すぎなみビトMOVIE(8分54秒)
「千代田学」事業とは…
東京都千代田区は、千代田区内にある短期大学、大学、大学院等の研究機関が千代田区の様々な事象を多様な切り口で調査・研究することを「千代田学」事業と名付け、その定着と発展、また、各学校が区及び地域と連携を図ることを目指して、事業経費の一部を補助しています。
2022(令和4)年度「千代田学」事業に、法政大学エコ地域デザイン研究センター(法政大学デザイン工学部建築学科)岩佐明彦教授が応募した以下の事業が千代田区に採択されました。
【事業名】社会的包摂と場所愛着からみた千代田区内の着座空間評価
【研究代表者】岩佐 明彦(イワサ アキヒコ)
法政大学エコ地域デザイン研究センター 兼担研究員(応募時はセンター長)/法政大学デザイン工学部建築学科 教授
【事業実施期間】2022(令和4)年4月1日から2023(令和5)年3月31日まで(1年間)
2022年3月10日に法政大学出版局から書籍『韓屋(ハンオク)と伝統集落 ―韓国の暮らしの原風景』を出版した朴賛弼・法政大学デザイン工学部建築学科専任教員が東洋経済日報紙(2022年3月25日)に「オンドルとマルが特徴の「韓屋」」と題する記事を寄稿しました。
記事の冒頭は,以下の新聞社ウェブサイトにてお読みいただけます。
http://www.toyo-keizai.co.jp/news/culture/2022/post_8807.php
法政大学エコ地域研究センターでは以下の通り恒例の年度報告会を行いました。
今年度もCovid-19の状況が読めないことからオンライン(ZOOM)による実施となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。毎年度,研究者・学生だけでなく一般にも公開しておりますのでご関心をお持ちの方はぜひ次回の報告会にご参加ください。例年2月開催です(事前申込制を予定)。
日時:2022年2月24日(木)13時開始
主催:法政大学エコ地域デザイン研究センター
後援:総合資格学院
(プログラム)
13:00
はじめに 岩佐明彦(法政大学デザイン工学部教授/センター長)
13:10
研究成果報告
○南春香(網野研):学校林とそれを取り巻く環境の調査および学校林更新の提案
○小野寺一貴(網野研):平地林の変遷と都市空間における自走的活用手法について
○野市将太(樋渡研):石見銀山街道と結びついたテリトーリオに関する研究
○太田結貴(樋渡研):遠賀川流域における石炭産業で形成されたテリトーリオの変遷に関する研究
○三木歩嵩(福井研):近世以前の佐原テリトーリオに関する研究
○原 聖剛(岩佐研):都市との接続性に着目した河川空間のオープン化事業の分析
15:00
第2部「テリトーリオの日本的展開」 司会進行:岩佐明彦(上掲)
○イントロダクション:陣内秀信(法政大学特任教授)(10分)
○秋田におけるテリトーリオ 小杉栄次郎(秋田公立美術大学教授)(40分)
○ディスカッション(40分)
パネラー:陣内秀信(上掲)、小杉栄次郎(上掲)
樋渡彩(近畿大学講師)、木村純子(法政大学経営学部教授)、小島聡(法政大学人間環境学部教授)
16:30 閉会