研究フィールド毎のWG体制
1.総括・戦略プロジェクト
<水の空間ビジョン・構築WG>
水辺空間について共通した認識に基づき、様々なプロジェクトを束ね、全体のヴィジョンを明らかにする。そして、歴史とエコロジーの価値を生かした水辺再生を学界・社会に広く問いかけるべく提言を策定する。また、水辺都市の再生デザインの提案には実現の可能性を具備する必要があり、現行の法制度あるいは新たな政策の提言も示す。
<地図情報WG>
地図が有する情報プラットフォームおよび視覚伝達の機能を活用した、デジタルアトラスシステムの充実を図る。これを研究活動の支援ツールとして用いるとともに、内部利用だけではなく外部にもその機能を提供する。また、各研究のプレゼンテーションやコミュニケーションツールとしての役割も担う。
<水の万博プロジェクト>
スペイン・ザラゴザで2008年6月から開催される水の万博にこれまでの研究成果の一部を出展する。エコ研の取り組む東京水圏再生のエコヒストリーを紹介する。
2.都心・ベイエリア再生プロジェクト
<東京湾・臨海部再生WG>
かつての海岸線は埋立てにより消失し、港湾施設や工場にとって代わられた。だがそれらの多くもすでに機能を失い、再び新たな姿が求められている。運河、水路、舟運などをキーワードに「豊かな水辺空間」を模索する。
<内部河川再生WG>
かつては農地や雑木林、空地などで縁どられた川辺空間も、地形や植栽を無視した市街化のために狭く封じ込められてしまった。真の親水性復活を目指しながら、水の脅威にも対応できる「川と街の関わり方」を考える。
<外濠再生WG>
東京都心と7つの副都心の中間に位置する外濠は、350年の歴史遺産で水と緑に恵まれた貴重な外部空間である。本WGは、神田川と日本橋川が結節する飯田橋から市ヶ谷〜四谷〜赤坂エリアを主たる研究対象として再生デザインと戦略的シナリオを探る。
3.流域圏再生プロジェクト
<日野用水路再生WG>
20世紀の都市化と郊外化によって、その多くを失った400年の歴史を有する日野の用水路網の再生デザインを描き市民と行政との連携による具現化方策を探り、これを足がかりに郊外地域の再編と市街地整序に向けた戦略的シナリオを検討する。
<武蔵野台地WG>
武蔵野台地は地下水と玉川上水網で規定されるエコロジカルな一つの水系単位である。ここに現在およそ1,000万人の人口を有する。水辺再生の課題としても、野川をはじめとする台地河川の渇水問題や湧水地下水の保全に関わる課題が多い。こうした課題に応えるべく、玉川上水網の再生活用の提案を軸とした研究を行う。
<四万十川流域・幡多黒潮圏再生WG>
高知県西部の四万十川流域から黒潮沿岸にかけては、全国的にもユニークな水辺に関係した環境系NPOが活躍しており、それらがルーラルエリアの地域マネジメントに果たす役割には大きな可能性がある。当WGは、継続的な観察研究で、その可能性を追求する。
4.港町再生プロジェクト
5.海外研究プロジェクト
2009年度からの研究体制
2008年度までの研究体制
2006年度までの研究分野毎の研究体制
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