当研究センター所属 高村雅彦が監修した
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』が正文社より刊行されました。
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』
高村雅彦 監修
出版社:正文社
刊行日:2023年2月
法政エコ研
当研究センター所属 高村雅彦が監修した
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』が正文社より刊行されました。
『江戸東京の用水と水車が担う都市の近代化』
高村雅彦 監修
出版社:正文社
刊行日:2023年2月
目次
はじめに
1 プロジェクト報告
テリトーリオプロジェクト
府中玉川プロジェクト
潟プロジェクト
瀬戸内プロジェクト
佐原域学連携プロジェクト
東京都心プロジェクト
外濠市民塾
千代田学事業-千代田区における外部空間のニューノーマル-
2 関連研究(2020年度報告会より)
Wi-Fiパケットセンサを用いた日比谷公園周辺の交通流動調査
道路空間の利活用-コロナ前後の社会実験の比較-
玉川上水と近代化―水車動力がもたらすもの-
近代化における江戸東京の水車-都市の発展と水路に生まれた生活空間-
江戸・明治期における越後平野西部テリトーリオに関する研究
狭山丘陵「北川」と市民活動の軌跡―里川保全と里山保全の共時的発展から連環へ―
3 テリトーリオの展開「実践者とのクロストーク」(2020年度報告会第2部)
尾道の空き家・空き地を活かす
あわらテリトーリオ 大地の恵みと女将ネットワークが未来をつくる
みなとまち新潟・進化する日和山(12.3m)物語
山の暮らしのアップデート
ディスカッション
4 講演記録「今、真の都市再生とは?-自然・歴史・コモンズの視点から」
第46回法政大学院まちづくり都市政策セミナー基調講演
5 研究業績
研究業績
6 活動報告
活動報告
法政大学エコ地域デザイン研究センター メンバー
法政大学エコ地域デザイン研究センターと江戸東京研究センターは,青山学院大学総合文化政策学会との共催で「渋谷川」に関するイベントを開催します。
日欧ミーティング「渋谷川魂」
【1】シンポジウム「川のエコヒストリーとスピリチャリティ~江戸東京の都市構造と精神性~」(2022年8月11日)
【2】まち歩き+ワークショップ「渋谷川モンスターを探る」(2022年8月1日~8月10日)
【3】展示会+イベント「渋谷川モンスター展」(2022年7月12日~7月31日)
主催:法政大学(エコ地域デザイン研究センター,江戸東京研究センター),青山学院大学総合文化政策学会
協力:國學院大學,NPO法人渋谷川ルネッサンス,NPO法人雨水まちづくりサポート
後援:渋谷区,国土交通省,イタリア大使館
後援申請中:東京都,ドイツ大使館,フランス大使館
支援:ドイツバイエルン州駐日代表部,DWIH TOKYO(ドイツハウスオブイノベーション),ヴェルサイユ国立建築学校
協賛:渋谷川・古川流域企業(予定)
【1】シンポジウム「川のエコヒストリーとスピリチャリティ~江戸東京の都市構造と精神性~」
川は生態系として生きた自然であり、渋谷川・古川は江戸東京の骨格を形成する重要な川である。江戸市中の西南部の境界を劃した川であり上中流部はのどかな田園で、東京湾に注ぐあたりには舟入りがあり、江戸湊の一部として荷揚場や河岸が栄え、武家屋敷も多く立地した。
渋谷川については、これまでに多くの社会的、文化的な問いかけがなされてきた。文学やアート、アニメの題材としても取り上げられてきた。これをあらためて国際都市 東京の地球環境時代における課題として受け止め、渋谷川の歴史、文化、環境を探り、未来に向けた都市の生態学的再生の展望を語り合いたい。
日時:2022年8月11日(木)10:00~17:00
会場:青山学院大学14 号館 12 階大ホール
形式:対面・オンライン併用
事前申込制*対面参加の場合も申し込みが必要です
※事前申込はこちら→https://forms.gle/kvqWpXPR8jue8Cvz5
※フライヤーダウンロードはこちら
◆◆◆プログラム◆◆◆
10:00 主催者挨拶 陣内秀信(法政大学特任教授)、宮澤淳一(青山学院大学総合文化政策学会長)
10:20 基調講演1 「江戸東京の川と妖怪 」横山泰子(法政大学教授)
10:50 基調講演2 「ドイツのエコシティ計画における河川の生態学的復活と水管理 」エクハルト・ ハーン(ドルトムント大学教授)
11:20 報告 「渋谷川魂/都市の変革 」 ワークショップ報告他 ピノ・ヘイエ ウォルフラム・マイナー(ミュンヘン工科大学建築・都市開発科修了),セシル・カーマイディク(ヴェルサイユ国立建築学校修了)
11:40 コメント マティアス・アーマンガード(ヴェルサイユ国立建築学校教授)
———昼食(13:00~14:00)———
14:00 リレートーク(タイトルは仮)
①「渋谷川の景と観」西村幸夫(國學院大學教授)
②「水と地域の霊性」彦根アンドレア(A H ARCHITECTS)
③「渋谷と國學院大學」田原裕子(國學院大學教授)
④「江戸東京の構造と渋谷川」神谷 博(法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員)
———-休憩———
⑤「川から見たテリトーリオ」陣内秀信(法政大学特任教授)
⑥「渋谷川流域のグリーインフラ」福井恒明(法政大学教授)
⑦「渋谷川とその界隈の音風景」鳥越けい子(青山学院大学教授)
———休憩———
15:45 パネルディスカッション:「渋谷川魂の蘇生とは」
コーディネーター:神谷 博
パネリスト:登壇者全員
閉会挨拶
【2】まち歩き+ワークショップ「渋谷川モンスターを探る」
※詳細は後日公開します
渋谷川とその支流を歩く。湧水や幾多の神社仏閣や名園を訪ね、界隈を歩き、地下に潜った春の小川に思いを寄せる。渋谷駅地下の渋谷川や再生された渋谷ストリームを歩き、高速道路下の古川となって東京湾に注ぐ風景を体感しよう。ドイツの若者の目にモンスターと映った渋谷川。渋谷川の魂を読み解こう。
開催日程:2022年8月1日~8月7日
開催時間:8/2,8/7を除き共通
10:00~12:00 まち歩き
12:00~13:00 昼食
13:00~15:30 ワークショップ
※事前申込は不要です
8月1日:宇田川ルート/渋谷区観光協会担当
ワークショップ会場:青山学院大学アスタジオ
17:00~19:00 キックオフイベント(会場:青山学院大学アスタジオ)
8月2日:隠田川ルート/NPO雨水まちづくりサポート担当
13:00~16:30 まち歩き
16:30~18:00 ワークショップ
ワークショップ会場:筒井国際特許事務所
19:00~21:00 ナイトウォーク/NPO渋谷川ルネッサンス担当
8月3日:渋谷ストリームルート/東急電鉄担当
ワークショップ会場:渋谷ストリーム内会議室
8月4日:いもり川 ルート/青山学院大学担当
ワークショップ会場:青山学院大学アスタジオ
8月5日:古川ルート/東京都第二建設事務所担当
ワークショップ会場:荏原調節池会議室
8月6日:明治神宮ルート:シブヤ大学担当
ワークショップ会場:ケアコミュニティ原宿の丘
8月7日:ワークショップまとめ
13:00~17:00(会場:未定)
【3】展示会+イベント「渋谷川モンスター展」
※詳細は後日公開します
作品募集:渋谷川モンスターを描いてみよう
募集期間:2022年7月12日~7月31日
日欧交流「渋谷川モンスター展」
日時:2022年8月7日(日)
会場:青山学院大学アスタジオ
※事前申込は不要です
記念講演(予定):マティアス・アーマンガード、寺院関係者、アニメーター他
*会期中、ヴァーチャル会議場が併設され、資料展示や交流会などが開かれます。
ヴァーチャル会議場「SIBUMON CC 」はこちら
https://cluster.mu/w/3703ecf4-c3e5-4be7-88dc-b6f97d2a087c?
路上イベント(予定)
日程:2022年8月7日(日)
会場:MIYASHITA PARK
※事前申込は不要です
10:00~12:00 チョークアートイベント(チョークアート存置期間:8月7日~10日)
19:00~21:00 プロジェクションマッピング
杉並区の公式YouTubeチャンネルにおいて,
エコ地域デザイン研究センター 陣内秀信 特任教授(江戸東京研究センターにも所属)が出演する動画が公開されています。
ぜひご覧ください。
杉並区の公式Youtubeチャンネルより
「建築史家 陣内秀信」【令和4年5月15日】すぎなみビトMOVIE(8分54秒)
エコ研研究員の木村純子先生、特任研究員の陣内秀信先生が登壇いたします。
詳細・お申し込みは下記リンクより、イノベーション・マネジメントセンターのウェブサイトをご覧ください。
法政大学エコ地域デザイン研究センターは,法政大学大学院と共催で「第46回まちづくり都市政策セミナー」を開催いたします
詳細(注意事項をご確認ください):https://www.hosei.ac.jp/info/article-20211023095801/
基調講演の概要:
開催日:2021年12月18日(土)
基調講演「今、真の都市再生とは?」(10:10~11:20)
講演:陣内 秀信(法政大学 特任教授)
場所:富士見ゲート 4階G403教室(定員150名)
共催:法政大学エコ地域デザイン研究センター
参加申込:https://peatix.com/event/2921677/view
全体プログラム:
10:00~10:10 開会 / 富士見ゲート 4階G403教室
10:10~11:20 基調講演「今、真の都市再生とは?」 / 富士見ゲート 4階G403教室
11:40~12:50 ポスターセッション / 外濠校舎 1階メディアラウンジ
13:00~15:15 分科会1「都市におけるインクルーシブなオープンスペースの可能性」 / 大内山校舎 8階Y802教室
13:00~15:15 分科会2「社会的包摂と市民社会-次世代を展望する」 / 大内山校舎 8階Y805教室
注意:
・コロナウィルス感染拡大防止対策を徹底したうえでの開催となります。
・感染拡大状況によっては、オンラインに切り替わることもありますことをご了承ください。その場合、当日までに申込者のメールアドレスにご連絡いたします。
・上記URLより事前のお申し込みのうえ、注意事項をご確認のうえお越しください。
玉川上水・分水網を生かした水循環都市東京連絡会(代表:山田正中央大学研究開発機構教授)は,玉川上水・分水網の再生や,玉川上水から外濠・日本橋川への通水実現に向けた活動を行っています.これまで法政大学・東京理科大学・中央大学の総長・学長連名で都知事に向けた提言支援や,国土交通省・東京都の連絡協議会の開催,「市民が選んだ玉川上水・分水網関連遺構100選」の選定など様々な活動を行ってきました.「100選」の選定に伴う行事の一環として,このたび2回のオンライン講演会を開催することとなりました.
■第1回オンライン講演会・討論会
・日時:2021年10月2日(土)15:30-17:30
・プログラム
講演「水理学・水文学的視点からみる玉川上水通水の実現可能性」
(山田正・中央大学教授)
オンライン討論会
■第2回オンライン講演会・討論会
・日時:2021年11月6日(土)15:30-17:30
・プログラム
講演「玉川上水・分水網の構成と関連遺構100選」
(辻野五郎丸・中央大学客員教授)
オンライン討論会
第1回の参加についてオンラインフォームでお申し込みください.
https://sgfm.jp/f/tamagawa
問い合わせ先:
玉川上水・分水網を生かした水循環都市東京連絡会
中央大学研究開発機構 河川・水文研究室(山田研究室)
03-3817-1621
tamagawajousui.symposium@gmail.com
https://tamagawa.r.chuo-u.ac.jp
法政大学エコ地域デザイン研究センター 2021年度第3回テリトーリオ研究会
2021年7月5日 18:30開始
ZOOM配信+法政大学 市ヶ谷田町校舎 T205教室
講師:陣内秀信 特任教授
建築・都市・テリトーリオの空間構造を読む―価値の発見とその再生に向けて―
司会進行:オリンピア・ニーリオ客員教授、福井恒明教授
使用言語:日本語
新型コロナウイルス感染症対策のため,現在学外の方の入構ができません.参加ご希望の方はZOOMによるオンラインでご聴講ください.
2020年7月、法政大学江戸東京研究センター及び法政大学エコ地域デザイン研究センターから「中世武蔵国絵図」を発行しました。江戸時代の基層としての中世を研究するプロジェクトの一環です。絵図作成にあたっては、時代区分として中世の初期から太田道灌が江戸城を築城した頃までとし、秩父平氏が武蔵国に広がる時代を取り上げました。水系と道に着目し、自然基盤構造と歴史を重ねて読み解くエコヒストリーの手法を用い、武蔵國を中心に関八州を描きました。シンポジウムでは、国府府中を流れる玉川に着目し、現代につながる歴史的景観を探ってみたいと思います。
◆日時:2021年8月28日(土)14時~16時
◆開催方式:オンライン方式(Zoom)
◆事前申込が必要です。
事前申込はこちら→ https://forms.gle/
申込締切 : 2021年8月27日(金)午前 9:00
※ 事前申込者のうち ご希望の方 先着100名様に「中世武蔵国絵図」を贈呈します ※終了
【絵図郵送希望の〆切 : 2021年8月20日(金)13:00】
※「中世武蔵国絵図」は こちらからもご覧いただけます
→ https://edotokyo.hosei.ac.jp/news/news/news-20201009172749
◆プログラム
第一部 <事前配信>(YouTube動画限定公開:申込者は2021年8月21日以降視聴可能)
「中世武蔵国絵図」の解説(神谷 博 特別講義 続編)
・名水と歴史的景観の保全をめぐって(15分)
・中世武蔵国絵図の解説 (25 分)
・玉川源流の伝承:畠山重忠と玉姫の物語 (15分)
・玉姫神楽公演 (10分)
第二部 <ライブ配信>2021年8月28日(土)14:00~16:00
パネルディスカッション(120分)
「中世武蔵國における玉川と国府・国分寺」~歴史的景観と伝承をめぐって~
話題提供と意見交換
[ 登壇者 ]:
小野 一之(大東文化大学非常勤講師)「古代と中世/多摩川と玉川」
依田 亮一(国分寺市教育委員会)「恋ヶ窪の中世遺跡と畠山重忠伝承」
神谷 博(法政大学江戸東京研究センター/エコ地域デザイン研究センター 客員研究員)「武蔵野景観考」
主催:法政大学江戸東京研究センター、法政大学エコ地域デザイン研究センター
共催:国分寺名水と歴史的景観を守る会
後援:多摩川流域懇談会、野川流域連絡会、みずとみどり研究会、多摩川センター
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2021年5月13(木)、第二回気候変動と雨水活用シンポジウム「雨水活用の普及と基準や制度を考える」を開催した。主催は、昨年と同じく、法政大学エコ地域デザイン研究センター、一般社団法人日本建築学会あまみず普及小委員会、公益社団法人雨水貯留浸透技術協会、特定非営利活動法人雨水まちづくりサポートの4団体に雨水基準制度研究会を加えた5団体による共催で実施された。シンポジウムの会場は、当初、日比谷図書文化館大ホールにて開催予定であったが、コロナ禍のなか緊急事態宣言を受けて完全リモート方式に変更した。
【シンポジウム】
シンポジウムはZOOMウェビナー方式で行われ、参加登録者は270名で、開催中の最大参加数は250名であった。予想より多く、地域も全国からの参加があった。昨年の第一回の際は130名ほどの参加者数であったが、大きく増えた要因としては、リモート方式にしたこともあるが、この1年で気候非常事態宣言やグリーインフラの盛り上がり、流域治水プロジェクトなど、国策レベルでの雨水を取り巻く社会情勢が大きく変化したことによる関心の高まりがあったと感じられた。
リモート方式としたことで、シンポジウムの構成を二部に分け、第一部は事前動画配信とした。第二部はパネルディスカッションを主としてコンパクトに納めた。リモートによる一般参加者はQ&Aで議論に参加することとした。
<事前収録・事前配信>
挨拶:国土交通省水資源部水資源政策課長 藤川眞行
開催趣旨説明:NPO雨水まちづくりサポート理事長 神谷 博
基調講演1:「気候変動を踏まえた都市浸水対策と雨水の活用」/古米弘明(東京大学教授)
基調講演2:「ドイツにおける気候変動適応策とSDGsの動向」/ パスカル・グードルフ氏(ECOS JAPAN
西日本事務所代表)
特別報告:「欧州における雨水活用規格の動向」/小川幸正(NPO雨水まちづくりサポート副理事長)
報告1「雨水活用の計画と設計」/向山雅之(竹中工務店)
報告2「雨水活用の水量と水質」/岡田誠之(東北文化学園大学名誉教授)
報告3「雨水活用の製品技術」/屋井裕幸(雨水貯留浸透技術協会常務理事)
<当日会場報告>
趣旨説明/神谷 博(NPO雨水まちづくりサポート理事長)
報告要旨1「雨水活用の計画と設計」/向山雅之(竹中工務店)
報告要旨2「雨水の水量と水質」/岡田誠之(東北文化学園大学名誉教授)
報告要旨3「雨水の製品技術」/屋井裕幸(雨水貯留浸透技術協会常務理事)
パネルディスカッション/「雨水基準・制度の目指す方向性」
登壇者:向山雅之、岡田誠之、屋井裕幸
コメンテーター:古米弘明、パスカル・グードルフ、小川幸正、村川三郎、笠井利浩、福岡孝則
コーディネーター:神谷 博
【成果】
シンポジウムの構成を二部に分けたことにより、第二部のパネルディスカッションを主として議論を深めることができた。登壇者以外の参加者もQ&Aで議論に参加し、活発な意見交換を行うことができた。この1年の活動で準備した「雨水活用の手引き」(素案)を示し、意見を求めるとともに、シンポジウム後に始める第2期の雨水基準制度研究会への参加を呼び掛けた。また、登録時と終了後にアンケートを実施し、第二期の活動に向けた準備を整えることができた。こうした活動により、雨水活用の民間基準を整え、自治体の雨水施策の制度整備に寄与していく。