【開催報告】2019年8月7日 第10回外濠市民塾「外濠浚渫工事見学会」を開催しました

【開催報告】2019年8月7日 第10回外濠市民塾「外濠浚渫工事見学会」を開催しました

2019年8月7日(水)、第10回外濠市民塾「外濠浚渫工事見学会」を開催しました。
陣内秀信・法政大学特任教授(エコ地域デザイン研究センター前センター長)による開催挨拶の後、工事発注者である東京都第一建設事務所および施工者である五洋・栄都建設共同企業体のご担当者から現在進めている浚渫工事の概要についてご説明いただきました。
説明が終わると、実際に浚渫している様子を見学するため、各班に分かれ外に出て、牛込濠から小石川橋までまち歩きを行いました。まち歩きは外濠市民塾スタッフによる案内で、史跡などの各所で解説を交えながら小石川橋まで移動しました。
浚渫工事の見学は、牛込濠でヘドロの吸引作業を見学し、パイプの行方をたどり、小石川橋では土運船にヘドロを積み込む様子を見学しました。そこでは、吐き出されるヘドロを現場の方に採取していただき、実際に採取されたヘドロを間近で体感しました。

その後、大学に戻り質疑応答を行い、各班で見学会の振り返りを行いました。
振り返りでは、外濠浚渫工事への感想や期待など様々な意見が交わされました。
最後に、吉田珠美・三輪田学園中学校高等学校校長、宇野求・東京理科大学教授による挨拶で幕を閉じました。

今回の外濠市民塾には45名の方に参加いただきました。近隣の方々や三輪田学園の生徒さん、小学生から大学生まで、これまで以上に多様な皆様にご参加いただきました。また大学生を中心とする16名のスタッフにより運営しました。
本見学会は、東京都第一建設事務所、五洋・栄都建設共同企業体の皆様のご協力により開催することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。

報告書はこちら(PDF)

【開催報告】2019年7月23日「神田明神:江戸東京文化講座(第8回)」

【開催報告】2019年7月23日「神田明神:江戸東京文化講座(第8回)」

2019年7月23日(火)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第8回目が開催されました。第8回は福井恒明法政大学教授が「東京の文化的景観―江戸城外濠と葛飾柴又」というタイトルで講演を行いました。
 生活・生業と風土が影響しあい形成され、維持されてきた「文化的景観」は、都市化と対極的な言葉として多く用いられていますが、今回の講演では、都市部における文化的景観を解釈するためには何が必要かということについて、これまで福井教授の携わってきた江戸城外濠や葛飾柴又を例に取り考察を行いました。
 そして、都市部の文化的景観を理解し共有するためには、見えにくくなっている社会基盤の存在や地域の担い手の存在を浮かび上がらせ、それらの価値を発信していくことが不可欠であると結論づけました。

 本年3月より8回にわたって開催してまいりました「神田明神:江戸東京文化講座」は今回を以て終了となりました。全8回で延べ415名の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

【開催報告】2019年7月11日「神田明神:江戸東京文化講座(第7回)」

【開催報告】2019年7月11日「神田明神:江戸東京文化講座(第7回)」

2019年7月11日(木),神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第7回目が開催されました。第7回は川添裕 教授(江戸東京研究センター客員教授,横浜国立大学教授)が「力持の流行と神田明神の力石」というタイトルで講演を行いました。
 神田明神の境内にもある「力石」(ちからいし)を題材に,江戸のまちに流行した力持(ちからもち)について十方庵敬順(じっぽうあんけいじゅん)の『遊歴雑記』(ゆうれきざっき)や歌川国安の錦絵を例に考察を行いました。
 「力石」は,古い民俗では霊的なものとして扱われていたが,近世後期の都市ではもっぱら力試しに用いられるようになり,「力石」を持ち上げることが次第に娯楽化,遊戯化,曲芸化していきました。「力持」文化の醸成される文政年間に興行で賑わう様子や,力石だけではなく酒樽や米俵を町の若者たちが持ち上げる姿について解説を行い,力持が江戸のまちと深く結びついていたことを明らかにしました。

 神田明神「江戸東京文化講座」は全8回,多様なテーマで江戸東京を掘り下げてきました。次回が第8回(最終回)です。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
  詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo
【今後の予定】
第8回(最終回)2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

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【開催報告】2019年5月14日 ローザ・カーロリ教授講演会「江戸・東京における佃島の誕生と発展(The origin and development of Tsukudajima in Edo-Tokyo)」

【開催報告】2019年5月14日 ローザ・カーロリ教授講演会「江戸・東京における佃島の誕生と発展(The origin and development of Tsukudajima in Edo-Tokyo)」

019年5月14日(火),イタリアにおける日本近現代史研究の第一人者であり,江戸東京研究センターの客員研究員であるローザ・カーロリ教授(ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学)による講演会が法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー25階 研究所会議室5において開催された。氏のこれまでの沖縄史の研究からさらに幅を広げ、「江戸・東京における佃島の誕生と発展(The origin and development of Tsukudajima in Edo-Tokyo)」というテーマの発表が行われた。

デザイン:江戸東京研究センター R・A 邵 帥(ショウ スイ)

大きく以下の7つのテーマに沿って話が進められた。
1.佃島のユニークネス
2.佃島を作った森一族
3.佃島の誕生
4.水上空間としての:佃島とヴェネツィア
5.空間の概念と配置
6.佃島の信仰空間
7.江戸の名所としての佃島

近世初期の佃島の成り立ちに始まり、沽券絵図を用いて詳細な分析と考察を行い、水辺や信仰の空間と様々な角度から佃島の歴史を解き明かした。
多くの参考文献や資料が提示され、今後の佃島研究の課題についても議論され充実した講演会となった。

 

【開催報告】2019年6月27日「神田明神:江戸東京文化講座(第6回)」

【開催報告】2019年6月27日「神田明神:江戸東京文化講座(第6回)」

2019年6月27日(木)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第6回目が開催されました。第6回は小林ふみ子教授が「江戸狂歌の大流行-山の手でも下町でも神田明神社内でも」というタイトルで講演を行いました。

 江戸狂歌のルーツを初めてとして,異なる身分の人々が集い大衆参加型文芸として広がった狂歌グループの様子や,狂歌師たちのユニークな「狂名」,神田明神など各地で開かれていた狂歌の会の様子について多くの原資料を用いながら解説し,江戸時代天明期になぜ狂歌が大流行したのか,狂歌の持つ特性や時代背景などについて考察しました。

 神田明神「江戸東京文化講座」は今後2回にわたり多様なテーマで江戸東京を掘り下げていきます。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
 詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo

【今後の予定】
 第7回 2019/7/11(木)「力持の流行と神田明神の力石」法政大学江戸東京研究センター客員研究員 川添裕
 第8回 2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

【開催報告】2019年6月15日「神田明神:江戸東京文化講座(第5回)」

【開催報告】2019年6月15日「神田明神:江戸東京文化講座(第5回)」

2019年6月15日(土)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第5回目が開催されました。今回は根崎光男(法政大学教授)が「将軍の鷹狩りと江戸の町」というタイトルで講演を行いました。

 鷹の確保方法,将軍家と大名の間の鷹の献上や下賜の習慣,獲物の確保方法や献上先,鷹狩り行列の様子,鷹狩りに関わる役職制度,鷹狩りや獲物の飼育がおこなわれていた地域など,江戸時代の鷹狩りの様子や都市化が進む江戸の町の様子を多くの原資料を用いながら多角的に解説し,江戸時代において鷹狩りが将軍の権威の象徴として機能していたことについて考察しました。

 神田明神「江戸東京文化講座」は今後3回にわたり多様なテーマで江戸東京を掘り下げていきます。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
 詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo

【今後の予定】
 第6回 2019/6/27(木)「江戸狂歌の大流行-山の手でも下町でも、神田明神社内でも-」法政大学教授 小林ふみ子
 第7回 2019/7/11(木)「力持の流行と神田明神の力石」法政大学江戸東京研究センター客員研究員 川添裕
 第8回 2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

【開催報告】2019年5月31日「神田明神:江戸東京文化講座(第4回)」

【開催報告】2019年5月31日「神田明神:江戸東京文化講座(第4回)」

2019年5月31日(金)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第4回が開催されました。高村雅彦(法政大学教授)が「古代地形から読む神田明神とその景観」というタイトルで,文献のみに依らず基層(古代地形)から再現する古代・中世の景観について考察しました。

まず、地形図や歴史資料をもとに、古代・中世の城や神社が自然の地形や地質を根底に配置されていたことについて説明がありました。さらに都内の基層のデータから再現された当時の地形の立体画像をもとに、神田明神や都内各地の神社からの当時の景観を想像し、人々の生活と地形とのつながりについて考察しました。

神田明神「江戸東京文化講座」は今後4回にわたり多様なテーマで江戸東京を掘り下げていきます。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo

【今後の予定】
第5回 2019/6/15(土)「将軍の鷹狩りと江戸の町」法政大学教授 根崎光男
第6回 2019/6/27(木)「江戸狂歌の大流行-山の手でも下町でも、神田明神社内でも-」法政大学教授 小林ふみ子
第7回 2019/7/11(木)「力持の流行と神田明神の力石」法政大学江戸東京研究センター客員研究員 川添裕
第8回 2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

【開催報告】2019年4月3日「エクハルト・ハーン先生を囲んで/ベルリン近郊のエコシティと東京のグリーンインフラ」を開催しました

【開催報告】2019年4月3日「エクハルト・ハーン先生を囲んで/ベルリン近郊のエコシティと東京のグリーンインフラ」を開催しました

2019年4月3日(水)18:00より、水都交流セミナー「ベルリン近郊のエコシティと東京のグリーンインフラ」が開催されました。エクハルト・ハーン先生は、ドイツドルトムント大学教授として長年ドイツやEUのエコロジカルな都市計画を主導してこられました。法政大学エコ地域デザイン研究センターの客員研究員としても長く交流を続けており、今回は、ベルリン近郊で計画されている大規模なエコシティについて話題提供をしていただきました。当日は、定員40名のところ満席となり、意見交換も活発に行われました。

 講演内容は、ベルリンから40㎞ほどの距離にあるヴュンスドルフという町において最先端のエコシティとして計画しているものです。元軍用地の跡地再開発で、文化遺産となる既存建物を残しつつ、全域に資源・水循環システムを創り出すもので、最先端の土壌技術を用いた生産システムなどが紹介されました。移民対策やSDGsを踏まえた計画となっており、日本との差を大きく感じさせる内容でした。

 講演を受けて、東京農業大学准教授の福岡孝則氏より、日本におけるグリーンインフラの展開の現状が報告され、これを踏まえて意見交換が行われました。

 意見交換の司会進行は、法政大学エコ地域デザイン研究センターのセンター長を務める福井恒明教授が担い、客員研究員の神谷博兼任講師も加わり進められました。国策で進められている事業の採算性についての質問や循環再生技術の中心となっている土壌技術などについて意見が交わされました。2時間という短時間のプログラムでしたが、有意義で濃密なセミナーとなりました。

【開催報告】2019年5月16日「神田明神:江戸東京文化講座(第3回)」

【開催報告】2019年5月16日「神田明神:江戸東京文化講座(第3回)」

2019年5月16日(木)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第3回が開催されました。第3回は横山泰子(法政大学教授、江戸東京研究センター長)が「江戸東京におけるカッパ」というタイトルで講演を行いました。

 現在では一般的に知られている河童のイメージがどのように確立し伝播していくのか、文献や浮世絵さらに地図を用いて実証的に考察し、河童と江戸東京との関係を明らかにしました。河童の容姿や名称は、情報の集積地である水辺が人間のすぐそばにあった近世中期以降の江戸で確立し、共通認識として広まるようになったことが参考文献を紹介しながら説明されました。そして、近代になると小説の中で多く取り上げられ、徐々にそのイメージを変えていき、現代では好意的なイメージがひろがりまちおこしにまで使われるようになったとの考察が示されました。

 神田明神「江戸東京文化講座」は今後5回にわたり多様なテーマで江戸東京を掘り下げていきます。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
 詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo

【今後の予定】
 第4回 2019/5/31(金)「古代地形から読む神田明神とその景観」法政大学教授 高村雅彦
 第5回 2019/6/15(土)「将軍の鷹狩りと江戸の町」法政大学教授 根崎光男
 第6回 2019/6/27(木)「江戸狂歌の大流行-山の手でも下町でも、神田明神社内でも-」法政大学教授 小林ふみ子
 第7回 2019/7/11(木)「力持の流行と神田明神の力石」法政大学江戸東京研究センター客員研究員 川添裕
 第8回 2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

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【開催報告】2019年4月10日「神田明神:江戸東京文化講座(第2回)」

【開催報告】2019年4月10日「神田明神:江戸東京文化講座(第2回)」

2019年06月05日

 2019年4月10日(火)、神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第2回が開催されました。第2回は陣内秀信・法政大学特任教授が「東京-水の都市、水の地域」というタイトルで講演を行いました。

江戸東京における近世から近代までの水辺の賑わいと高度成長期以降の水辺の衰退、そして、近年における水辺の復権を古地図や
図版、写真を用いて説明し、東京が水の都市、水の地域であるということを実証的に考察しました。
また、実践的な試みとしてエコ地域デザイン研究センターでの日野や外濠の活動を振り返りながら、水都東京を解読するために必要な水辺からの視点を提示しました。

神田明神「江戸東京文化講座」は今後6回にわたり多様なテーマで江戸東京を掘り下げていきます。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo

【今後の予定】
 第3回 2019/5/16(木) 「江戸東京におけるカッパ」法政大学教授 横山泰子
 第4回 2019/5/31(金) 「古代地形から読む神田明神とその景観」法政大学教授 高村雅彦
 第5回 2019/6/15(土)「将軍の鷹狩りと江戸の町」法政大学教授 根崎光男
 第6回 2019/6/27(木)「江戸狂歌の大流行-山の手でも下町でも、神田明神社内でも-」法政大学教授 小林ふみ子
 第7回 2019/7/11(木)「力持の流行と神田明神の力石」法政大学江戸東京研究センター客員研究員 川添裕
 第8回 2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明