【開催告知】発酵フォーラム「地域の持続可能な発展とテリトーリオ ~イタリアから佐原へのメッセージ~」(開催日2024年9月14日(土))

2024年9月14日(土)、与蔵屋大土蔵(千葉県香取市佐原)にて「発酵フォーラム「地域の持続可能な発展とテリトーリオ〜イタリアから佐原へのメッセージ〜」を開催します。

※与倉屋大土蔵:
香取市佐原の伝統的建造物群保存地区の一角にある大きな土蔵。明治22年(1889年)に建てられた醤油の醸造蔵で、当時の土蔵としては県内最大級の規模を誇ったと言われている。現在はイベント会場やドラマ、CM等のロケ地として利用されている。

■開催日時:2024年9月14日(土)14時~16時30分(開場13時)※定員150名

■場所:与倉屋大土蔵(千葉県香取市佐原イ1732)

■プログラム:
14時 主催者挨拶
14時10分 基調講演Ⅰ 陣内秀信(法政大学)
14時40分 基調講演Ⅱ 木村純子(法政大学)
15時10分 休憩
15時20分 パネルディスカッション
[パネリスト] 陣内秀信、木村純子、福井恒明(法政大学)、関谷昇(千葉大学)
[コーディネーター] 小島聡(法政大学)

主催:全国発酵食品サミットinかとり実行委員会、法政大学エコ地域デザイン研究センター
協力:佐原おかみさん会、特定非営利活動法人まちおこし佐原の大祭振興協会、(株)まちこし会社ぶれきめら、(株)NIPPONIA SAWARA、(株)スイゴウナウ、プラットフォーム佐原、香取市国際交流協会、(株)エヌアイデイ、佐原みらい運河(株)、結いの会、JR佐原駅、特定非営利活動法人小野川と佐原の町並みを考える会、佐原、商たすきがけ事業共同組合、(一財)小森文化科学財団

地域の持続可能な発展とテリトーリオ    ~イタリアから佐原へのメッセージ~

イタリア語の「テリトーリオ」には明確な定義はありませんが、おおよそ、一定の地理的範囲における地形、生態系、気候などの自然環境を基盤とした経済、共同体、文化、建築などの人間社会の様々な営みの 総体と、その地域的な個性に関する共通のアイデンティティを指す表現といえます。日本を含め、20 世紀後半の先進国は開発と成長を国是として際限なき近代化の道を歩み、工業化と都市化とともに、環境破壊や都市と農山村の格差を始めとする負の側面が顕在化しました。しかし、イタリアでは 1980 年代以降、スローフードやスローシティなど、今日の持続可能性に通じる理念が登場し、農山村の豊かな自然が生み出す「食」と「農」を活かしながら都市と    も繋がる、まさにテリトーリオを重視する持続可能な発展に向けた地域づくりが行われてきました。

そこで、今回のフォーラムでは、イタリア発のテリトーリオの考え方や実践を紹介した後、佐原と下総の地域形成史の読み解きや、農村地域を含む現在の香取市の地域戦略への適用の可能性について検討します。後半では、特に発酵文化を活かしたまちづくりを進めようとする佐原にとって、ワインやチーズなどテリトーリオの恵みを大切にしてきたイタリアの地域づくりから、どのような示唆を得ることができるのかということを、フォーラム参加者とともに考えます。

登壇者プロフィール

陣内    秀信 (法政大学名誉教授、法政大学エコ地域デザイン研究センター及び江戸東京研究センター特任教授)
専門分野:都市史、建築史、都市再生論
研究テーマ:イタリアの都市・テリトーリオの形成史及びその再生に関する研究

木村    純子 (法政大学経営学部教授、法政大学エコ地域デザイン研究センター兼担研究員)
専門分野:マーケティング論、地理的表示(GI)保護制度
研究テーマ:イタリアと日本のテリトーリオ戦略と地域活性化

福井    恒明 (法政大学デザイン工学部教授、法政大学エコ地域デザイン研究センター兼担研究員)
専門分野:景観デザイン、文化的景観、景観まちづくり
研究テーマ:地域の水インフラに関する歴史と再生

関谷    昇 (千葉大学社会科学研究院教授、香取市市民協働専門家委員)専門分野:西欧の政治思想史
研究テーマ:主権国家の知的源流、コミュニティ諸思想、自治型社会の可能性、市民参加、市民協働のまちづくり

小島    聡 (法政大学人間環境学部教授、法政大学エコ地域デザイン研究センター副センター長)
専門分野:行政学、自治体政策論
研究テーマ:地域の持続可能性と公共政策

全国発酵食品サミットin かとり実行委員会( NPO 法人発酵文化推進機構  ちば醤油(株)佐原商工会議所香取市商工会 水郷佐原観光協会 かとり農業協同組合 NPO 法人佐原アカデミア 香取地域振興事務所神崎町 香取市 )           お問い合わせ:香取市商工観光課  TEL:0478 – 50 – 1212