「近世蝦夷地の地域情報/日本北方地図史再考」
日程:2021年8月4日(水)17:30-19:30
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加料:無料
参加申込:https://forms.gle/t6gMqzeVBcGdVmTt9
趣旨:
17世紀以降,ヨーロッパ諸国や江戸幕府などの手によって蝦夷地に関するさまざまな地図が作られてきました.その表現は海岸線を表現するものから沿岸の集落を風景画的に表したものまで多岐にわたります.これらの地図の変遷から,日本にとって異域であった蝦夷地が,地図による地域情報の表象を通じて国土に包摂されていく過程を読み取ることができます.
本学文学部の米家志乃布教授が,こうした蝦夷地/北海道の地図に関する研究成果をまとめた「近世蝦夷地の地域情報/日本北方地図史再考」(法政大学出版局)を2021年5月に出版しました.本シンポジウムでは,書籍には掲載できなかったカラー画像をふんだんに用いて日本の北方地図史の展開をたどります.コメンテータには日本地図学会会長の森田喬・法政大学名誉教授,日本の怪談文化研究者で前江戸東京研究センター長の横山泰子・法政大学教授を迎え,地図表現を通じた地域認識の意味や地図に現れる日本文化についても議論を深めます.
主催:法政大学江戸東京研究センター
共催:法政大学国際日本学研究所/法政大学エコ地域デザイン研究センター
プログラム
17:30-18:30 講演「近世蝦夷地の地域情報/日本北方地図史再考」
米家志乃布(法政大学江戸東京研究センター/文学部)
18:30-19:30 ディスカッション
コメンテータ:森田喬(法政大学名誉教授/日本地図学会会長)
横山泰子(法政大学江戸東京研究センター/理工学部)
進行:福井恒明(法政大大学江戸東京研究センター/エコ地域デザイン研究センター/デザイン工学部)
備考:当日ご参加いただいた方を対象に,「近世蝦夷地の地域情報/日本北方地図史再考」(税込定価3,190円)の割引販売を行います.