【開催報告】2019年7月11日「神田明神:江戸東京文化講座(第7回)」

2019年7月11日(木),神田明神文化交流館にて「神田明神:江戸東京文化講座」の第7回目が開催されました。第7回は川添裕 教授(江戸東京研究センター客員教授,横浜国立大学教授)が「力持の流行と神田明神の力石」というタイトルで講演を行いました。
 神田明神の境内にもある「力石」(ちからいし)を題材に,江戸のまちに流行した力持(ちからもち)について十方庵敬順(じっぽうあんけいじゅん)の『遊歴雑記』(ゆうれきざっき)や歌川国安の錦絵を例に考察を行いました。
 「力石」は,古い民俗では霊的なものとして扱われていたが,近世後期の都市ではもっぱら力試しに用いられるようになり,「力石」を持ち上げることが次第に娯楽化,遊戯化,曲芸化していきました。「力持」文化の醸成される文政年間に興行で賑わう様子や,力石だけではなく酒樽や米俵を町の若者たちが持ち上げる姿について解説を行い,力持が江戸のまちと深く結びついていたことを明らかにしました。

 神田明神「江戸東京文化講座」は全8回,多様なテーマで江戸東京を掘り下げてきました。次回が第8回(最終回)です。ぜひご参加ください(事前予約必要:受講料必要)。
  詳しくは下記をご覧ください(神田明神文化交流館のサイトへリンクします)。
https://cocoro-k.co.jp/events/edotokyo
【今後の予定】
第8回(最終回)2019/7/23(火)「東京の文化的景観ー江戸城外濠と葛飾柴又」法政大学教授 福井恒明

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