著者:陣内秀信、 発行日:2018 年10 月 発 行:洋泉社
人口100 万人を抱える世界屈指の大都市となった江戸。経済や教育でも江戸は世界トップクラスの水準を誇った。鎖国政策を敷く小さな島国のいち都市ながら、江戸はなぜこれほど豊かな都市になることができたのか? その理由を、江戸独特の地形や、それを活かした都市づくりという新たな観点で探る、新しい江戸学。第一線で活躍する江戸研究者たちが独特の視点で、江戸を世界に誇れるまちにした“ 都市力” を解説する。
目 次
巻頭インタビュー・陣内秀信 「江戸・東京の歴史からなにが学べるのか?」
特別寄稿・田中優子「吉原遊郭は、都市の中のもうひとつの都市だった! 」
PART1・江戸はこうして豊かになった――陣内秀信
PART2・地形・地理・図表で読み解く江戸の成り立ち
PART3・江戸・東京の基層――谷口 榮
PART4・江戸から東京へ――藤森照信
セミナー「ユニークな江戸」
盛り場――川添 裕
妖怪――横山泰子
名所――小林ふみ子
江戸の成り立ちを知るぶらり散歩
隅田川以東――高村雅彦
千鳥ヶ淵――皆川典久
日比谷入江と江戸城――後藤宏樹