人類はどこへ行くのか(興亡の世界史)

陣内秀信(共著)  
出版社:講談社
2019年1月 発行

歴史を問うことは、現在を問うことである。大好評のシリーズ最終巻では、マクロな視点で世界の歴史を通観し、現代人が直面する問題へのヒントを探る。急増する人口と資源、人類の移動・定住と海、宗教がもたらす対立と共生、世界史のなかの日本、そして、人類誕生の地・アフリカの現状。新たな世界史像を日本から発信することをめざして、文明の来し方とこれからを「人類史」の視座から多角的に論じる。

目 次
 はじめに(福井憲彦)

 第一章 世界史はこれから(杉山正明)
 第二章 「一〇〇億人時代」をどう迎えるか(大塚柳太郎)
 第三章 人類にとって海はなんであったか(応地利明) 
 第四章 「宗教」は人類に何をもたらしたか(森本公誠)
 第五章 「アフリカ」から何がみえるか(松田素二)
 第六章 中近世移行期の中華世界と日本(朝尾直弘)
 第七章 繁栄と衰退の歴史に学ぶ(青柳正規/陣内秀信/ロナルド・トビ)