『みる・よむ・あるく 東京の歴史 7』

著者:陣内秀信(吉田伸之他と共編著)
発行日:2019年10月
発 行:吉川弘文館

いまは繁華街として多くの人で賑わう渋谷や池袋も、江戸時代には郊外でした。近代化にともない鉄道が伸び、人が移り住み、やがてムラからマチへと都市化を遂げていった、23区西北部エリアの変貌と発展を描きます。

目 次

序章 西北に広がる七つの特別区…西木浩一

渋谷区
はじめに…田原光泰
渋谷川―都市と郊外のはざまを流れる川…田原光泰
複雑なターミナル、渋谷駅…田原光泰
恵比寿―ビール工場からみた地域史…田原光泰
二つの原宿…田原光泰
明治神宮の誕生…今泉宜子

中野区・杉並区
はじめに…寺田史朗
象がいた村、中野村…保垣孝幸
堀之内妙法寺…野本禎司
東京の西郊、高井戸…寺田史朗
郊外住宅地、荻窪…寺田史朗
日本住宅公団の名作団地―阿佐ヶ谷住宅…大月敏雄

板橋区・練馬区
はじめに…渡辺嘉之
板橋宿の発展と加賀藩下屋敷…吉田政博
板橋の「田遊び」と「熊野信仰」…吉田政博
江戸・東京の台所を支えた練馬大根…渡辺嘉之
鉄道開通と住宅地・行楽地の開発…渡辺嘉之
石神井公園の歴史…渡辺嘉之

豊島区・北区
はじめに…秋山伸一
江戸近郊の名所―王子・滝野川…西木浩一
川とともに歩んだ地域―浮間…保垣孝幸
駒込・巣鴨―江戸園芸の中心地…秋山伸一
雑司ヶ谷―三つの顔をもつ江戸西郊の村…秋山伸一
池袋―近郊農村から副都心へ…秋山伸一