陣内秀信
出版社:講談社(文庫本化)
2018年10月発行
海は障壁であると同時に、交流を育む道でもあった。中世の地中海世界では、ローマ、ビザンツはもちろん、イスラーム世界の先進文化もヨーロッパへ流れ込んだ。ヴェネツィア、アマルフィ、ピサ、ジェノヴァの四大海洋都市をはじめ、南イタリアのガッリーポリやクレタ島のハニアなどを歩き、建物、街路、広場、港の風景を観察しながら、繁栄の歴史を探る。
序章 現代によみがえる中世海洋都市
第1章 水上都市・ヴェネツィア
第2章 ヴェネツィアを歩く
第3章 斜面の迷宮・アマルフィ
第4章 川の港町・ピサ
第5章 新旧混在の文化都市・ジェノヴァ
第6章 南イタリアの海洋都市
終章 ヴェネツィア人の足跡を訪ねて『東京の歴史1—通史編1』