【お知らせ】シンポジウム「水都・江戸東京のグリーンインフラ」 ~東京五輪に向けて江戸から何を学ぶか~2017年7月11日

■趣旨

東京オリンピックに向けて様々なインフラが整備されていく中、それが東京にとって未来への遺産になるかどうかは、都市空間の歴史的文脈の中で位置づけていく必要がある。
 近代以降に整備された東京のインフラは、河川や上下水道、高速道路、高層建築などの構造物に代表されるグレーインフラが支えてきた。その一方で、今日の地球温暖化や災害の巨大化、過疎過密などの課題を受けて「自然の力を賢く使う」グリーンインフラが日本においても国策となった。日本が目指すべき新たな未来戦略としての日本型グリーンインフラとは何なのか。これを読み解く鍵は、江戸東京の歴史の中にそのヒントが潜んでいる。
 法政大学が取り組んできた「水都・江戸東京」において、すでに日本型のグリーンインフラの手明かりが見いだされてきた。グリーンインフラを考えるうえでも「水都論」は一つの方法論となり得る。あらためてこれまでの水都・江戸東京の取り組みを紐解き、未来に向けた視点で紡ぎなおしてみたい。 東京が目指すべきオリンピックレガシーは如何にあるべきか。ロンドンのオリンピックレガシーとして実装されたグリーンインフラから何を学ぶか。
 江戸東京の歴史を踏まえて、お濠と玉川上水への取り組みを軸に東京の目指すべきグリーンインフラを探ることとする。

■シンポジウム
日時:2017年7月11日 18:00~20:45
会場:法政大学市ヶ谷校舎ボアソナードタワー26階スカイホール

行程:
趣旨説明(10):陣内秀信(法政大学建築学科教授)
基調講演(40):「水都江戸の自然と文化」:講演者調整中

第一部 
話題提供1(20)「江戸東京のグリーンインフラと外濠・玉川上水の価値」
                  神谷 博(法政大学建築学科兼任講師)

話題提供2(20)「ロンドンのオリンピックレガシーとグリーンインフラ」
                  木下 剛(千葉大園芸学部准教授)

話題提供3(20)「武蔵野の生き物ネットワークとグリーンインフラ」
              宮下清栄(法政大学都市環境デザイン学科教授)
 
休憩(5)

第二部 パネルディスカッション(50)
水都・江戸東京のグリーンインフラ」 
 ~東京五輪に向けて江戸から何を学ぶか~
司会進行: 岩佐明彦(法政大学建築学科教授)
     パネリスト:陣内秀信(法政大学建築学科教授)
           石神 隆(法政大学公共政策研究科教授)
           北山 恒(法政大学建築学科教授)
           高見公雄(法政大学都市環境デザイン学科教授)
           木下 剛(千葉大園芸学部准教授)
           神谷 博(法政大学建築学科兼任講師)