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再生プロジェクト


「都市再生の計画手法」 (水辺都市の再生プランニング)
大江新、渡辺真理、永瀬克己、高橋賢一(文責)

1 「再生プロジェクト3」の役割

(1) 「再生プロジェクト」(水辺都市の再生プランニング)は、「歴史プロジェクト」(1:都市形成史&2:社会史と文化史)及び「エコプロジェクト」(1:都市生態&2:都市気象&3:水文学)の研究成果などを受け[1]「地図情報学」、[2]「地域マネージメント」と[3]「都市再生の計画手法」について提案する。
(2) 「再生プロジェクト」のうち[3]「都市再生の計画手法」(以下、再生PROJ3)では、歴史とエコロジーに根ざした新世紀に相応しい「地域再生のデザイン」及び「都市再生のプランニング」(計画手法)について提案する。
(3) このため2004年度では、以下の3点に力点を置くこととする。
[1] 歴史再生・エコ再生・都市再生に関する先駆的・先進的な計画手法に関する地域や都市情報の収集。
[2] 「空間の履歴」(歴史)の継承や「自然・生態環境」(エコ)の回復への「計画思想」及び「政策動向」の系譜に関する文献レビュー。
[3] 再生PROJ3の成果物となる「地域・都市・地区再生のデザイン」及び「再生のプランニング」を導き出すための「研究体系の構築」と「アウトプット・イメージ」(素案)を提起。


2 都市再生の計画手法に係る「研究テーマ」
 「再生PROJ3」に係る研究テーマは、以下の5項目を予定する。(図1参照)


(1) 「地域形成&都市形成」に関する事例収集、現状分析と評価
[1] 視点a:「歴史再生」(空間の履歴の継承)と「エコ(自然)再生」の観点から、「地域形成&都市形成を先導した先駆的・先進的プロジェクト」などの事例収集に向けた地域・都市取材を行う。
[2] 視点c:「海外事例」の収集対象(EUの地域政策や都市計画、米国のウオーターフロント及びアジア諸国の活性化プロジェクトなど)
     「国内事例」 〃 (東京都心・臨海部・郊外のほか、城下町・寺内町・港湾都市や水郷都市など自然豊かな地方の中小都市など)
→2004年度では、「海外取材」(主担当:大江&渡辺)と「国内取材」(主担当:高橋&永瀬)に重きを置き、その成果を取りまとめる。

(2) 「地域形成&都市形成」に係る「計画手法」に関する文献レビュー
[1] 視点a:「歴史+自然環境/都市&人間」との関係に着目した「計画思想・理念」の系譜・変遷)
[2] 視点b:「政策動向」(史跡保存や自然保護と都市政策)に関する文献レビュー
→2004年度では、「計画思想」や「政策動向」などに関する文献レビュー(主担当:高橋)を実施する。


(3) 「都市再生のための新たな“計画手法”」の構築
[1] 論点a.:「“計画手法”とは何か」についての「概念」の整理とその共有化
[2] 論点b:地域及び都市再生に向けた「計画手法」に関する国内外の先駆的・先進的な試みなどの事例収集→(1)都市取材と(2)文献レビューで実施
[3] 論点c.:計画(事業)の主体、組織機構及び法制度などの評価
→2004年度では、次の(4)(5)を含め「地域再生・都市再生」(歴史再生&自然再生を含む)に関する「計画概念」の吟味、アウトプット・イメージの素案(コンセプトプランなど)を提起する。(主担当:大江)


(4) 「地域再生&都市再生のグランドデザイン」の提案
[1] 論点a.:提案の対象領域の吟味
 (例えば、東京圏再生の地域デザイン、東京都心再生のデザイン、郊外再生のデ
  ザインあるいは地区スケールでの再生のデザインなど。また地方生活圏の歴史
  都市や自然豊かな中小都市などの地域再生・都市再生など。)
→2004年度では、上記の(3)と共に「最終提案」(対象領域や内容)などに関する「概念」の吟味及び素案を提起する。(主担当:大江)


(5) 「都市再生の新たな道筋(シナリオ)」の提案
[1] 論点a.:“実現手法”というよりは、「説得力のある提案」あるいは「現行制度上の課題提起」(制度設計の前提)に重きを置く。
→2004年度では、上記の(3)(4)と共に「最終提案」(具現化への道筋、その可能性など)、その範囲などを吟味する。(主担当:大江)


(6) 「取りまとめ」
    →2004年度では、PROJ3の最終成果物のイメージについて吟味する。
    尚、3ヵ年〜5ヵ年間の年次計画は、別紙の概略工程を予定。

 

3 都市再生の計画手法を導き出すための「研究推進体制」

(1) 「プロジェクト3」の「研究推進体制」と「学術フロンティア全体の研究推進体制」との関係

(2) 学内研究者による「学内コア会議」は、当分の間、「コアリーダー[1]:大江グループ」と「コアリーダー[2]:高橋グループ」により進め、学外研究者との間で「PROJ3国内会議」を随時、開催する。また海外研究者との連携と役割については、別途、全体会議で検討する。(別紙の図2「計画手法の研究推進体制」図3「高橋グループの研究推進体制」を参照)

(3) 「PROJ3研究会」の開催企画(主担当:永瀬)
・ 2004年度の研究会は、コアリーダー毎に各1回、計2回程度の開催を予定。

(4) 「再生デザインと計画手法」に関する「教育プログラム」の実施企画(主担当:永瀬・大江・渡辺・高橋)
・ 2004年度においては、例えば大学院の「建築設計1」及び学部3年の「建築設計製図」において実施することを予定。

(5) 「年度別研究成果」の取りまとめ
・WGの進捗状況を見て別途、検討。(別項の「研究テーマの年次計画」を参照)

 

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図1 [拡大図]

 


図2 [拡大図]

 


図3 [拡大図]

 

 

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