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歴史プロジェクト 韓国 コアリーダー 朴賛弼


韓国における水辺空間構成と再生に関する研究


1.研究目的
韓国は地理的に半島であり、全土の7割が山で構成されて、昔から海と川を中心とした都市が形成されていた。その港湾都市と河川流域都市(河川都市と略称)は現在まで長い歴史の中で変容しながら継承されている。本研究では韓国における港湾都市、河川都市の水辺空間構成の特徴と形成過程を明らかにするとともに、水辺空間構成の中で滅失と再生の実態を調査研究する。


2.研究方法と調査対象地域
本研究は現地調査と歴史的文献資料を基にして解析を進め、更にコンピュータグラフィックを用いて将来の可能性を追求するものである。本研究は多数な資料を必要とする研究のため、地元の協力者(大学教授、文化庁、ソウル市庁、各地域の専門家)と日本の協力者(専門家、資料提供者)の協力を得て、本研究に当たる。現地調査が行われる時期は8月の夏休みと3月の春休みが主になる。


●研究方法
1.文献、写真、建築図面、地図等の収集
2.現地のフィールド調査                   
3.総合的な資料および実測調査による二次元的図面作成    
4.コンピュータにより三次元的図面作成と空間構成の解析  
5.作成した図面により歴史的空間構成の特徴と変容を分析
6.滅失、保存、再生の可能性と方向性
●研究対象地域
河川都市:ソウル、慶州、安東、大田、公州、扶餘
港都市:仁川、木浦、麗水、表善、釜山、江陵、束草


3. 平成16年度(本年度)研究計画
600年以上の歴史を持つ河川都市のソウルは近代になってから急激に変容してきた。その中でソウルの中心部に流れている清渓川は朝鮮王朝の都市造りの重要な要素の一つであった。しかし、その歴史は1972年に途切れてしまった。その理由は経済成長に伴う交通手段として川の上にコンクリートを覆い、さらに高速(高架)道路を建設したのである。その後、歴史・文化遺跡の滅失、都市環境悪化、高架道路構造物の老巧化という理由で2003年7月から現在まで、その高速道路と川を覆ったコンクリートの撤去作業が行われている。それ以外(漢川、中浪川)にも1988年ソウルオリンピックの前後にソウルの水辺の生態系的な保存と再生が行われている。本年度はソウルにおける水辺を対象に学術調査を行い、ソウルの水辺空間構成の特徴と形成過程を明らかにするとともに滅失、保存、再生の現状及び、予定などを調査し分析する。さらに、なにを保存し、なにを再生するべきか意義と可能性を追及する。
2年目(平成17年度):慶州、安東の河川都市の調査研究
3年目(平成18年度):大田、公州、扶餘の河川都市の調査研究
4年目(平成19年度):仁川、木浦、麗水、表善の港湾都市の調査研究
5年目(平成20年度):釜山、江陵、束草の港湾都市の調査研究

 

 

 

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